その13 清見潟稽古会(清水区横砂)
道場訪問記第13弾は、静岡市剣道連盟主催の市民稽古会「清見潟稽古会」です。旧清水市時代から続けられてきた歴史ある稽古会で、小学生から一般までどなたでも参加できます。養浩館での「朝稽古」や「夜稽古」と同様に、静岡市剣道連盟の市民稽古会として組み込まれており、清水区以外からの参加も大歓迎のオープン稽古会です。
静岡市剣道連盟主催の市民稽古会「清見潟稽古会」の紹介です。この稽古会は、清水区横砂の「清見潟公園スポーツセンター」の体育館で開催されている稽古会で、もともとは、旧清水市の小中高生や一般愛好家のための合同稽古会として昭和50年代に始められました。静岡市・清水市の両剣道連盟の合併後も受け継がれ、現在は静岡市剣道連盟の公式行事として月に1回土曜日に開催されています。
今回、平成29年10月度の稽古にお邪魔して取材させていただきました。指導は阿部誠教士七段(静岡市剣道連盟副会長)、諸星幸夫剣道教士七段(静岡市剣道連盟理事)が中心となり、その他近隣の一般有段者の先生方が補佐する形で進められています。この日も各中学校の剣道部顧問の先生方や道場の指導者の先生方が多数参加され、生徒さんたちの指導に当たられていました。
稽古の流れは以下のとおりです。体育館の開館時間午前9時に合わせて小中学生が集まってきます。この日は200人弱の小中学生が参加していました。個人参加というよりは部活動や道場単位での参加が多く、最初の30分は各団体でまとまって準備体操や素振り、面を着けてのウォーミングアップが行われ、9時30分になると一度全体で集合して正座・礼をします。
この時、阿部先生と諸星先生の講話がありました。ちょうどこの日は中学生の新人戦の直後だったこともあり、大会の感想や試合での所作の徹底などご指導がありました。10分程度の講話の後、すぐに全体稽古に移りました。
最初は素振りからです。上下振り、正面素振りのあと、体育館の横幅いっぱいを使っての足さばき、素早い送り足からの空間打突(踏み込みメン)など、基本動作の指導がありました。
その後は指導者も含めて面を着けての稽古です。この日は15人ほどの先生が元立ちとなり小中学生が掛かる形で30分程度、その後は「中学生男子」・「中学生女子」・「小学生」の3グループに分かれての互角稽古です。2分ごとに相手を替えながらこちらも30分程度稽古が繰り返されました。
小中学生が互角稽古をしている間は一般の先生方同士でも稽古が行われ、阿部先生や諸星先生、佐藤春光先生などの高段者に後進が掛かる稽古が見られました。
歴史もあり、清水区の皆さんには馴染みの深い稽古会ですが、葵区・駿河区の剣士の皆さんからは認知度が低く参加者は少ないとのこと。指導の主任を務める諸星幸夫先生は、「静岡市剣道連盟の公式行事として年間計画にも組み込まれているので、葵区・駿河区からも是非ご参加ください。」と話してくれました。
稽古日程は静岡市剣道連盟のホームページに掲載されていますので、ご確認の上多数ご参加ください。
【平成29年10月28日(土)取材 】
教室データ
稽古場所 | 清水清見潟公園スポーツセンター |
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稽古日 | 毎月1回土曜日 9時00分~12時00分 |
入会金 | 無料 |
会費 | 無料 |
問合せ先 | 054-246-9551(静岡市剣道連盟 事務局) |
ホームページ | http://www.shizuokashi-kendo.com/ |
静岡市剣道連盟
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〒422-8025
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