道場訪問記

その5 東部体育館剣道教室(葵区東千代田)

静岡市体育協会主催の定期教室「東部体育館剣道教室」は、経験豊富な高段者による丁寧な指導が魅力。「剣道を学びたいがどこへ行ったらいいか分からない」という小中学生や「ブランクがあったがまた剣道を再開したい」というリバ剣剣士にオススメです。

公益財団法人静岡市体育協会の定期スポーツ教室「東部体育館剣道教室」を取材しました。「東部体育館剣道教室」は、静岡市葵区東千代田の東部体育館で年間3期(4~7月・8~11月・12~3月)開催されています。稽古日は水曜日と金曜日、時間は18時から20時30分、対象は小学生以上です。

指導員は、【水曜日】が長澤渡教士七段、祢次金守教士七段、曽根正夫錬士六段、【金曜日】が中村義敏教士七段、芹沢駿治錬士六段、一木雅弘五段の6人の先生方が担当しています。現在の教室生は、小学生が8人、中学生1人、高校生1人、一般4人ということです。

水曜日の稽古にお邪魔してきました。18時過ぎ小学生の稽古から始まり、最初は全員での素振り、その後初心者2人と経験者6人の二班に分かれ、初心者は曽根先生が経験者は祢次金先生が担当し稽古が進められました。

初心者はこの春に初めて入門したお二人。まだ、剣道衣も袴も着けていませんが、曽根先生が元立ちとなっての打ち込みに一生懸命取り組んでいました。4年生の瀧俊哉くん(有度第二小)は、「切り返しの稽古が面白い。しっかり打てた時はとても気持ちがいい。」と話してくれました。

一方、経験者の6人は素振りの後、「木刀による剣道基本技稽古法」です。小学3年生のお子さんも「基本1」から「基本9」まで全てマスターしており感心いたしました。これならいつでも級位審査バッチリですね!!

その後、面を着けての回り稽古です。祢次金先生の指導の下、切り返しから始め、メン・コテ・ドウの基本打ち、その後応じ技、地稽古とテンポよく進められました。学年も経験年数も様々な子どもたちでしたので、お互いが相手の技量に配慮しながらの稽古で、特に高学年が低学年を気遣いながら稽古している様子は微笑ましく感じられました。

小学生の稽古が終わると、19時30分頃から中学生以上一般の皆さんの稽古です。この日は一般が2人、高校生が1人の参加でした。切り返し・基本打ちの後は回り稽古での地稽古です。愛好家の皆さんの稽古ですので激しい稽古ではありませんが、先生方がその都度気が付いた点を指導する形で進められました。

静岡市体育協会主催の教室ですので、一般的な町道場やスポーツ少年団と違って対外的な活動は限られていますが、小学生以上なら年齢・性別・経験を問わずどなたでも入門でき、剣道の初歩の初歩から丁寧に指導していただけるのがで、「剣道を始めてみたいが、どこで教わったら良いのか分からない」という方にお勧めです。小学生の指導を担当されていた祢次金先生は、「剣道を始めるきっかけづくりの場としての役割が大きいので、興味のある方は気軽に参加してほしい。」と話してくれました。

これから剣道を始めてみたいという小中学生や剣道を再開してみようかお考えの愛好家剣士の皆さんは、ぜひとも東部体育館剣道教室へ!!

【平成29年7月5日(水)取材 】

教室データ

稽古場所 静岡市東部体育館
稽古日 水 18時~20時30分
金 18時~20時30分
入会金 無料
会費 8,700円/1期(4ヶ月)
問合せ先 054-264-8485(東部体育館)
ホームページ https://shizuoka-sports.or.jp/class/kendo.html
静岡市剣道連盟
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